「XMtradingでスキャルピングは本当にできるの?」「禁止手法や注意点はないの?」――そんな疑問を抱えている方も多いでしょう。
海外FXのなかでも長年の実績と人気を誇るXMは、高いレバレッジや豊富なボーナスに加え、スキャルピング公認という大きなメリットがあります。しかし、実際のところはどうなのか、どんな手法がOKで、どんな行為はNGなのかは曖昧なままの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、XMtradingはスキャルピングOKという公式見解をベースに、禁止される可能性のある手法や、スキャルピングでおすすめの通貨ペアを詳しく解説していきます。
「スプレッドが広いと聞いて勝てないんじゃ?」「Zero口座を使えばいいの?」などの疑問にも触れながら、2025年2月時点の最新情報を踏まえた攻略法をお伝えします。ぜひ最後までご覧いただき、XMでのスキャルピングを成功させる足がかりにしてください。
- 1. はじめに
- 2. XMとスキャルピング:基本概念
- 3. XMの口座タイプ別に見るスキャルピング適性
- 4. 実際にXMでスキャルピングを行う流れ
- 5. スキャルピングが禁止される手法・注意点
- 6. おすすめの通貨ペアとCFD銘柄
- 7. スキャルピングのメリットとデメリット(XM目線)
- 8. なぜ「スキャルピングで勝てない」と感じる人がいるのか?
- 9. スキャルピングを成功させるコツ
- 10. 実践事例:XMでスキャルピングするパターン別解説
- 11. 他社との比較:XMは本当にスキャルピングに向いているか?
- 12. XMの安全性・運営体制
- 13. まとめ:XMはスキャルピングOK!手法・口座選びを工夫して勝率アップ
- 14. 免責事項・リスク警告
- 15. 参考
1. はじめに
海外FXの魅力のひとつとして挙げられるのが、高いレバレッジとスキャルピングの自由度です。日本国内のFX業者では25倍というレバレッジ制限や、スキャルピングを明示的または事実上禁止する傾向がある業者が多い中、XMtradingを含む海外FXではスキャルピング公認とするブローカーも珍しくありません。
そんな中でも、XMはボーナス制度や日本語サポートの充実、長年の運営実績といった理由から日本人トレーダーにとって人気上位の存在です。しかしスキャルピングを行う際、スプレッドや約定力、禁止行為のルールなどを正しく理解していないと、「スキャルOKと聞いていたのに口座凍結された」などのトラブルに巻き込まれるかもしれません。
そこで本記事では、XMにおけるスキャルピングの可否・注意点、禁止される可能性のある手法、さらにスキャルにおすすめの通貨ペアやCFD銘柄をまとめて解説。これを読めば、XMでスキャルピングに取り組む際の基本がしっかり理解できるはずです。
2. XMとスキャルピング:基本概念
2-1. XMの概要(ライセンス、口座種類など)
XMtrading(XM)は、2009年に設立され、キプロスCySECやオーストラリアASICなど複数のライセンスを取得したグループ企業によって運営される海外FXブローカーです。
最大の魅力はハイレバレッジ(888倍〜1000倍)と豊富なボーナス、さらに日本語対応のサポート体制がしっかりしている点。
口座タイプは主に以下の3種類が提供されています:
- Standard口座: 手数料無料、ボーナス適用あり
- Micro口座: 1ロット=1000通貨で少額取引向き、ボーナスも利用可
- Zero口座: スプレッド特化だがボーナス対象外、取引手数料発生
このように、ニーズに応じて口座選択ができる自由度の高さもXMの大きなメリットです。
2-2. XMはスキャルピングOKなのか?公式見解を確認
XMの公式見解としては、「スキャルピング行為を原則禁止していない」という立場を表明しています。
ただし、どの海外FXブローカーでも見られるように、サーバーに過度な負荷をかけるほどの超高速連続注文やアービトラージ(価格差を狙った瞬間的な裁定取引)などは不正行為とみなされる可能性があります。
一般的に数秒〜数分単位のスキャルピングであれば問題なく行えるとされており、多くのユーザーが実際にXMでスキャルをしているのが現状です。
2-3. スキャルピングがなぜXMで人気なのか(ボーナス・ハイレバ・サポート体制)
スキャルピングをするうえで、ボーナスの活用やレバレッジの高さは非常に有益です。
XMでは、口座開設ボーナスや入金ボーナスを使って証拠金を上乗せし、少額資金からでも大きなロットを扱えるので、スキャルで短期的に資金を増やすチャンスが広がります。
また、日本語サポートが充実し、メールやライブチャットで問い合わせしやすい環境も心強く、海外FX初心者がスキャルを始めるのに適しているとの声も多いです。
3. XMの口座タイプ別に見るスキャルピング適性
スキャルピングをXMで行う際、口座選択が勝敗を大きく左右します。ここでは、Standard・Micro・Zeroそれぞれの特徴をスキャル視点で検討します。
3-1. Standard口座:手数料無料、ボーナス適用、ただしスプレッドやや広め
Standard口座はXMのメイン口座であり、取引手数料が無料かつ、入金ボーナスやロイヤルティプログラムなどが適用される点が魅力です。
スキャルピングで重要なスプレッドについては、ECN口座ほど狭くはなく、主要通貨ペアでも1.0〜2.0pips程度が平均的とされています。
一日に数回程度のデイトレや、比較的余裕のあるスキャルピング(1pips〜2pipsの利幅を狙いすぎない)なら、ボーナスを使えるStandard口座でも問題なく利益を上げられます。
3-2. Micro口座:最小ロットが小さい分、少額でスキャルピングが可能
Micro口座は、1ロット=1000通貨と設定されているため、取引単位をさらに小さくでき、リスクを抑えながらスキャルピングを試したい人に向いています。
スプレッドやボーナスの扱いは基本的にStandard口座と同等であり、初心者が少額資金で練習するには最適でしょう。
「いきなり大きなロットは怖いけど、スキャルの実践はしたい」という方におすすめの口座です。
3-3. Zero口座:ECNライクでスプレッド最狭、手数料あり、ボーナス対象外
Zero口座は、ECN方式に近くスプレッドを極力狭く抑えられる点が最大の魅力です。
例えばEUR/USDやUSD/JPYで0.1〜0.3pips程度という極めて狭い水準で取引できる反面、往復手数料(1ロット当たり5〜10ドル)が発生し、ボーナスも適用外となります。
純粋にスプレッドコストだけを重視するスキャルパーには好まれますが、XMのボーナス恩恵を受けられない点は要注意です。
3-4. スキャル目線で見る最適な口座タイプの選び方
- Standard口座 / Micro口座: ボーナスが欲しい人、中〜低頻度スキャルやデイトレ中心ならこちら
- Zero口座: 徹底したスプレッド削減を狙う人、手数料込みの実質コストを試算できる上級者向き
スキャルピングスタイルや求める取引回数、そして自己資金やボーナスの活用方針を考慮し、適切な口座を選択しましょう。
4. 実際にXMでスキャルピングを行う流れ
ここでは、口座開設からレバレッジ設定、MT4/MT5へのログインといった基本的な流れをスキャルピング視点で解説します。
4-1. 口座開設と本人確認(KYC)
- XM公式サイトへアクセスし、必要情報(氏名・住所・連絡先など)を入力してリアル口座を申し込み。
- 登録メールアドレスに認証メールが届くので、アカウントを有効化。
- KYC(本人確認)として身分証明書や住所証明書をアップロードし、審査完了を待つ。
この手順は、どの口座タイプであっても共通です。口座有効化後、初回入金ボーナスなどを活かして取引を開始できます。
4-2. レバレッジ設定(最大888倍/1000倍)とメリット・リスク
口座開設時やマイページから、レバレッジを1:1~1:1000程度まで自由に選べることがあります。(Zero口座は500倍上限の場合も)
ハイレバを使うほど少額資金で大きなポジションを持てますが、ロット管理と損切り設定を怠ると一瞬で口座残高が飛ぶリスクがあります。
スキャルピングなら、1回あたりのトレード時間が短く、回転売買しやすい分ハイレバが有利に働く面もありますが、無計画なロットサイズには要注意です。
4-3. 取引プラットフォーム(MT4/MT5)へのログイン、基本設定
- XMの会員ページから、MT4またはMT5のダウンロードリンクを入手。
- インストール後、サーバー情報(XM-RealXXなど)とログインID、パスワードを入力して接続。
- 通貨ペアや時間足、インジケーターをカスタマイズし、スキャルピング向けの画面レイアウトを整備。
プラットフォームはMT4が主流ですが、MT5にも対応しているため好みに合わせて選べます。
スキャルパーなら、高速注文ができるワンクリックトレードなどの機能を使いこなすと有利でしょう。
4-4. スキャルに向いたインジケーターやテンプレートの例
XMでのスキャルピングにおいては、移動平均線(MA)やボリンジャーバンド、MACDなどシンプルなインジケーターを使った逆張り・順張り手法がポピュラーです。
また、超短期足(1分足や5分足)を監視するテンプレートを用意し、通貨ペアを複数モニタリングしてチャンスを逃さないようにするのもポイント。
テクニカル指標が多すぎると判断が遅れるため、極力シンプルにまとめるのがおすすめです。
5. スキャルピングが禁止される手法・注意点
「XMはスキャルピングOK」といっても、どんな行為でも完全に許容されるわけではありません。ここでは、規約違反となり得る手法を確認します。
5-1. XMはスキャル公認だが、超高頻度アービトラージなどがグレーゾーン
XMの公式FAQやサポート情報によれば、一般的なスキャルピング(数秒〜数分で利益を狙う手法)は問題ありません。しかし、サーバーに極度の負荷を与えるような超高速連続注文や、アービトラージ(別業者との価格差を瞬間的に利用する手法)は警告を受ける可能性があります。
この「グレーゾーン」はどの海外FX業者でも存在し、明確な基準は公表されていませんが、明らかに不正と見なされるレベルの注文は避けたほうが無難です。
5-2. 規約違反になりうるケース(サーバー負荷、複数口座での両建てなど)
- サーバー負荷が大きいほどの超短期高速注文
- 複数口座間を利用した不正な両建て(例:自分同士で相反するポジションを超短期に大量発注)
- 価格操作、プライスフィードの遅延を意図的に狙ったアービトラージ
これらはXMに限らず、GEMFOREXやExnessなど他の海外FX業者でも厳禁とされる場合が多いです。
やりすぎると口座凍結や利益の没収といったペナルティを受ける恐れがあります。
5-3. 口座凍結や出金拒否を避けるために守るべきポイント
基本的に、1秒未満の瞬間的な取引を何十回・何百回と連続で繰り返すような行為は避け、数秒〜数分という一般的なスキャルピング範囲に収めておけば大きな問題は発生しにくいでしょう。
また、複数口座を持つこと自体は認められていますが、両建てやボーナスの重複獲得などを狙った不正行為は厳しく取り締まられる可能性があります。
トレーダー側の視点では、規約に目を通し、疑わしい手法には手を出さないのが得策です。
5-4. 実例・口コミから見る注意すべき行為
ユーザー口コミを見ると、「秒スキャ」レベルの高速取引を行っていたらXMから警告メールがきたという報告や、「超短期アービトラージと疑われ、利益が取り消された」というケースもあります。
ただしこれはごく一部であり、通常のスキャルピング(1分足や5分足を使った一回数pips〜10pipsの利幅狙い)では問題なく稼働しているトレーダーがほとんどです。
6. おすすめの通貨ペアとCFD銘柄
スキャルピングは小さな値幅を積み重ねていく手法のため、スプレッドの狭さや値動きの活発さが重要な選定基準になります。ここではXMで取引できる通貨ペア・CFDのうち、スキャルピング向きのものをピックアップします。
6-1. スプレッドが狭い主要通貨ペア(EUR/USD、USD/JPY、GBP/USDなど)
一般に、EUR/USDやUSD/JPY、GBP/USDといったメジャー通貨ペアは流動性が高く、スプレッドが比較的狭いのが特徴。
XMのStandard/Micro口座でも平均1〜2pips程度、Zero口座なら0.1〜0.3pips(手数料別)という水準が期待でき、スキャルピング向きと言えます。
6-2. ボラティリティを狙えるGBP/JPYやクロス円の魅力とリスク
ポンド円(GBP/JPY)やユーロ円(EUR/JPY)などのクロス円は値動きが大きく、1分足や5分足でのスキャルピングでも大きな利幅を狙えるチャンスがあります。
ただし、スプレッドがメジャーペアより広がりやすく、指標発表前後や早朝には急激な拡大に注意が必要。高レバ×ボラティリティ=ハイリスクな組み合わせである点を忘れてはいけません。
6-3. ゴールド(XAU/USD)のスキャルピングは可能?スプレッド・変動の注意
XMで人気のゴールド(XAU/USD)は短期〜中長期トレーダーの定番銘柄ですが、スプレッドは通貨ペアよりも広い傾向。
指標やニュースで激しい値動きをするため、ハイリターンを狙える一方、スプレッド拡大や一瞬の急変動で損切りを巻き込まれる恐れがあるので、リスク管理は通貨ペア以上に慎重を要します。
6-4. XMで扱う株価指数・エネルギーCFDのスキャル向き度合い
XMは主要な株価指数CFD(US30、NAS100、UK100など)や原油などエネルギーCFDも提供していますが、スプレッドは通貨ペア・ゴールド以上に広がるケースが多く、スキャルピングにはやや不利な面があります。
特に株価指数はボラティリティが高いので短期売買自体は魅力的ですが、経済指標や株式市場の動向を踏まえた特殊な対策が必要となるでしょう。
7. スキャルピングのメリットとデメリット(XM目線)
スキャルピングは「小さな利幅を積み上げる」手法として知られますが、XMで行う場合のメリットとデメリットを再整理してみます。
7-1. メリット:短期決済でリスク限定、XMボーナスとの相性など
- 短期決済するため、ポジションを長く持たずリスクを限定しやすい
- XMボーナスを活かし、少額資金からでも大きなロットで短時間の取引可能
- レンジや小さなトレンドでも 回転売買でコツコツ利益を狙いやすい
このように、スキャルピングは相場の微妙な変動でも何度もチャンスを得られるため、XMが提供するハイレバやボーナスとの相性が良好です。
7-2. デメリット:スプレッドコストが重く、回数が多いと負担増加
- 1回あたりの利幅が小さいため、スプレッドが広いと収益性が悪化
- 取引回数が多いと手数料・スプレッドの累積がバカにならない
- 超短期で判断するため、メンタル負荷が高い
スプレッドコストの重さがスキャルピングの大きな課題。Zero口座なら問題を軽減できますが、ボーナスが使えない・手数料がかかるなどのトレードオフが発生するわけです。
7-3. XM Zero口座を使っても手数料がかかる点
スプレッド重視でZero口座を選ぶスキャルパーも多いですが、1ロット往復あたり5〜10ドルの手数料が課せられるため、短期売買の回数が増えると手数料だけで意外と大きなコストになります。
「スプレッドが狭いから」と安易に飛びつくのではなく、実質コストを計算して選びましょう。
7-4. メンタル管理と資金管理の重要性
スキャルピングは、短期売買ゆえに利確や損切りが頻繁になり、メンタルが乱れやすい手法です。
特にXMのハイレバで大きなロットを扱うと、数pipsの変動ですぐに数万円単位で増減するため、「焦って早々に利確」「損失を取り戻そうと無謀にロットを上げる」などの行動を引き起こしがち。
メンタルトレーニングやルール決めが欠かせません。
8. なぜ「スキャルピングで勝てない」と感じる人がいるのか?
「XMでスキャルしてるけど勝てない」という声も一定数見受けられますが、それは必ずしもXMの問題とは限りません。ここでは典型的な原因を挙げてみます。
8-1. スプレッド拡大や指標前後の約定力低下
XMに限らず、早朝や指標発表前後にはどのブローカーでもスプレッドが広がりやすいです。
スキャルピングは1〜5pipsの利幅を狙うことが多いため、2〜3pipsのスプレッド拡大でも収益が吹き飛び、「勝てない」と感じるわけです。
8-2. ハイレバ&短期売買の難しさ(ロット管理ミス)
ハイレバレッジでフルロットに近い取引を毎回していると、ちょっとした逆行で即ロスカットに陥るリスクが非常に高くなります。
「ロット管理を甘く見ていたら、いつの間にか資金がゼロに…」という失敗談は珍しくありません。
スキャルピングの特性上、損切りラインもタイトになるため、ハイレバと組み合わせるなら非常にシビアな運用が求められます。
8-3. 損切り設定が曖昧、メンタル崩壊
スキャルピングはヒット&アウェイの連続なので、損切りラインを明確に決めて機械的に執行しないと、負けが続いた際に「取り返そう」と無計画なトレードを重ねてしまいがち。
この「メンタル崩壊」が負の連鎖を生み、気づけば大敗というパターンはFX全般でよく見られます。
8-4. XM独自の理由ではなく、トレード手法・心理面が原因になりがち
海外FX情報サイトやSNSで「XMだから勝てない」という声を見かけることがありますが、実際にはXM固有の要因というより、スプレッドやメンタル管理に対する理解不足が大きいケースが大半です。
どのブローカーでも、早朝や指標でスプレッドが広がるのは普通であり、そこに対処できないとスキャルは難しいと言えるでしょう。
9. スキャルピングを成功させるコツ
スキャルピングで安定した成果を上げるためには、テクニカルや心理面、資金管理が互いに噛み合う必要があります。ここではその具体的なコツを整理します。
9-1. トレード時間帯の選定(ロンドン~NY時間帯で流動性高い)
FX市場はロンドン市場(日本時間16時〜)からニューヨーク市場が重なる時間帯(〜25時頃)が最も流動性が高く、スプレッドが安定して狭い傾向にあります。
早朝や週明け、指標直後などを避けるだけでも、「スプレッドが広がって勝てない」状況を大幅に減らせるでしょう。
9-2. VPS活用や高速約定環境の整備(スリッページ対策)
スキャルピングは1〜5pipsの勝負が多いため、わずかなスリッページでも収益を削られます。
VPSを使えば、ネット回線トラブルやPC障害のリスクを低減し、数ミリ秒の遅延を抑えられるので、約定力を高める施策として有効です。
9-3. テクニカル指標の厳選と取引ロジックの簡素化
スキャルピングは一瞬のチャンスを捉える手法であり、インジケーターを複雑にしすぎると判断が遅れたり、根拠が不明確になりがちです。
多くのスキャルパーは、移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなどメジャーな指標を2〜3種類に絞り、ローソク足のプライスアクションを重視して機械的に売買するスタイルを採用しています。
9-4. 損切り幅とリスクリワードの明確化
スキャルの場合、損切り幅が大きすぎると利確幅とのバランス(リスクリワード比)が崩れ、連敗した時のダメージが大きくなります。
逆に損切り幅が小さすぎると、少しの逆行で連続損切りに陥りやすい。
トライ&エラーで最適な損切り幅を見極める必要があり、これは通貨ペアやボラティリティ、資金管理と密接に関連します。
10. 実践事例:XMでスキャルピングするパターン別解説
ここでは、XMで実際にスキャルピングを行うにあたって、想定されるいくつかのパターンを紹介します。
10-1. Standard口座+ボーナスを活かし、1日10〜20回の小ロット取引
Standard口座はボーナスが豊富で、取引手数料ゼロ。一度のトレード利幅を3〜5pips程度に設定し、1日10〜20回程度の売買を行うイメージです。
スプレッドは1pips台後半が多いものの、ボーナスを利用して証拠金を増やせるため、小ロットをメインに安定的に積み上げると良いでしょう。
10-2. Zero口座で低スプレッドを追求、1回あたりの利幅を小さく狙う
Zero口座なら、EUR/USDやUSD/JPYで0.1〜0.3pipsという極狭スプレッドが期待できます。
ただし、往復手数料が1ロットあたり5〜10ドルほどかかるため、スキャル時の実質コストを計算して、利確幅を設定するのが重要。
1pips程度の超短期決済を繰り返すなら、手数料負けしないように十分にロットと回数を管理してください。
10-3. Micro口座で超少額から試すスタイル
「最初から大きなロットは怖い」という方は、Micro口座で1ロット=1000通貨の設定を活かし、超少額でスキャルピングを練習できます。
ボーナスもしっかり得られるため、初心者がスキャルを学習する足がかりとしては最適。
ただし、Micro口座だからこそ「大量ロットで賭けに出る」というミスをしないよう、丁寧にロット数をコントロールしましょう。
10-4. 指標発表狙いと普段のスキャルを分ける戦略
一部のトレーダーは、米雇用統計やFOMCなどの重要指標直後の爆発的なボラティリティを狙う「指標スキャル」を実践します。
ただし、スプレッド拡大やリクオートが激しくなる時間帯でもあるため、普段のスキャルとは別のルール(ロット抑制、損切り幅拡大など)を用意して望む方がリスクが減ります。
11. 他社との比較:XMは本当にスキャルピングに向いているか?
海外FXブローカーは数多く存在し、ExnessやFXGTなど他社でもスキャルピングを公認している場合があります。
ここでは、XMが本当にスキャルピングに向いているかを簡単に比較してみます。
11-1. XM vs 他の海外FX(Exness、FXGTなど)のスプレッド・規約比較
- Exness: 無制限レバレッジやECN口座が特徴。スプレッドは狭めだがレバ適用条件が複雑
- FXGT: 仮想通貨入出金やボーナスが豊富。Zeroスプレッド口座もあるが、一部取引規約で制限も
XMのスプレッドはZero口座以外ではやや広めと感じる人もいますが、ボーナスやサポート、運営実績などを総合的に見れば十分にスキャル向きとの評価をするトレーダーも少なくありません。
11-2. XM独自の強み(安定サーバー、ボーナス、サポート)
スキャルピングでは、サーバー安定性や約定スピードが極めて重要。
XMは長年の運営により、サーバーダウンや大規模障害が他社に比べると少なく、日本人ユーザーが多いぶん口コミも豊富なのでトラブル情報を把握しやすいのは利点です。
また、ボーナスを活かして少額からスタートできるため、初心者スキャルパーにも好都合でしょう。
11-3. スキャルピングで気になるリクオート・約定拒否の報告は?
XMはNDD方式を採用していると言われ、ディーラー介入やリクオートが比較的少ないとされています。
ただし、指標発表前後や流動性が極端に下がる時間帯には約定が遅れたりスプレッドが跳ね上がることはどの業者でも不可避です。
SNS上の口コミを見る限り、約定拒否で大きなトラブルが頻発しているという印象はなく、「一般的なスキャルは問題なくできている」と感じるユーザーが大半のようです。
12. XMの安全性・運営体制
スキャルピングがOKかどうかだけでなく、業者の安全性も大切な選定基準。XMの運営ライセンスや資金管理について改めて振り返ります。
12-1. キプロスCySECやASICなど複数ライセンスによる監督
XMのグループ企業は、キプロス証券取引委員会(CySEC)やオーストラリアASICなど複数の厳格な金融ライセンスを取得しています。
日本国内の金融庁ライセンスは持たないため、日本向けサービスは「海外ブローカーとしてのXM」という位置づけですが、ヨーロッパ圏やオセアニア圏の規制下で透明性を確保している点は高評価と言えるでしょう。
12-2. 分別管理・ゼロカットシステムの仕組み
XMでは分別管理を実施し、顧客資金は運営資金と分けて保管すると公式に明言しています。また、海外FX特有のゼロカットシステムも採用しており、ロスカットが追いつかずに口座残高がマイナスになっても追加証拠金を請求されません。
スキャルピングでハイレバレッジを使う場合、追証リスクがない点は大きな安心材料になるでしょう。
12-3. 日本語サポートと長年の運営実績
XMは2009年にスタートして以来、多くの日本人ユーザーを抱えてきたため、日本語サポートが充実しています。
メールやライブチャットで迅速対応してくれるとの口コミが多く、スキャルピングで不明点が生じても気軽に相談できる環境が整っているのはありがたいですね。
13. まとめ:XMはスキャルピングOK!手法・口座選びを工夫して勝率アップ
XMはスキャルピングを禁止していないと公式に明言しており、一般的なスキャル(数秒〜数分スパンのトレード)であれば問題なく行えるブローカーです。
一方、超高速アービトラージや秒スキャレベルの大量連続注文などを行うと、規約違反とみなされる可能性があるため注意が必要。
また、スプレッドや手数料、ボーナスの有無は口座タイプ(Standard、Micro、Zero)で大きく異なるため、自分のスキャルピングスタイルに合った口座を選ぶことが成功への近道となります。
さらにスキャルピングでは、取引時間帯(ロンドン〜NY時間帯が最適)、リスク管理(ロットと損切りを徹底)などのポイントが勝敗を分けます。
「XMだから勝てない」わけではなく、多くの場合はスプレッド拡大リスクやメンタル崩壊への対策不足が原因。
XMのハイレバやボーナス、日本語サポートといった魅力を活かしつつ、禁止行為を避けて賢くスキャルピングを実践してみてください。
14. 免責事項・リスク警告
本記事は情報提供のみを目的としており、特定の海外FX業者や金融商品・サービスを推奨・勧誘するものではありません。
FX取引にはハイレバレッジを伴うリスクがあり、相場の急激な変動によって投資元本を超える損失を被る可能性もあります。
海外FXの場合、日本国内の金融庁規制を受けず、追証なし(ゼロカット)など国内FXと異なるリスク・メリットが存在します。
最終的な投資判断は自己責任で行い、必要な情報収集とリスク管理を行ったうえで取引を開始してください。
15. 参考
- XM公式サイト: https://www.xm.com/
- キプロス証券取引委員会(CySEC): https://www.cysec.gov.cy/en-GB/home/
- 日本金融庁: https://www.fsa.go.jp/
以上、XMがスキャルピングOKである理由と、禁止の可能性がある手法、さらに「どの口座を選べばいいのか」「どんな通貨ペアやCFDが向いているのか」を総合的にまとめました。
スキャルピングは短期決済でリスクを限定できるメリットがある一方、スプレッドや約定速度など細かな部分が勝敗を左右する非常に繊細な手法でもあります。
XMの環境下で正しい口座選択とリスク管理を行えば、ボーナスを含めた優れた資金効率でスキャルピングを実践できるはず。
ぜひ今回の情報を参考に、スキャルピングのスキルを磨いてXMでの利益獲得につなげてみてください。
